人間は4本足の動物から2本足に進化したといわれています。その理由は諸説あっていまだ定説はない。でも必然的な理由があったに違いない。
2本足で立つことで手が自由になり、言語を話すようになり大脳が発達した。その反面、腰痛等に悩む構造的欠陥を持つこととなったとされている。
頭は5〜6キロありからだの1番上に位置し、年をとるにつれ筋力が衰えてくると、もろに影響を受けるようになり、猫背がどんどん加速してきます。いい姿勢についていろいろいわれています。「腰を立てる」「背筋を伸ばす」「胸を張る」とか。
ここではおしりと頭を対立させるだけ、それ以外は一切考えなくてよい。姿勢は姿の勢いです。姿に勢いが感じられればOKです。臀部をわずかに後ろに引きながら頭部を脊柱の延長線上にスーッと持ちあげその状態を持続させる。<臀頭>−でんとう−です。
このわずかな動作によって身体各部の過緊張と無緊張がなくなり、全身が程良い緊張状態におかれ身体感覚が目覚めてくるのが体感できます。やってみると楽に出来るのです。そして疲れにくく持続できる姿勢なのです。
もし上記の表現がわかりにくければ、身体の前面は上方向に、身体の後面は下の方向を意識してもいいでしょう。
日常のあらゆる場面で使えます。これを続けていますと首に皺が出来にくく、お腹に脂肪が貯まりにくくなります。いくら治療を受けても普段の姿勢がよくないとまた悪くなります。
このやり方ですと身体に多少の歪みや狂いがあったとしても、身体のバランスを整え維持できるのです。